Linuxカーネルのdrm/msmモジュールにおけるフェンスリークにより権限昇格が可能となる脆弱性
タイトル Linuxカーネルのdrm/msmモジュールにおけるフェンスリークにより権限昇格が可能となる脆弱性
概要

Linuxカーネルのdrm/msmモジュールに、submitのエラーパスでフェンスがリークする問題が存在していました。これは、drm_sched_entity_push_job()を呼ばずにsubmitの参照カウントを解放した場合に発生し、結果としてmsm_job_free()が呼ばれない状態になることが原因でした。この問題は、drm_sched_job_cleanup()がs_fenceをNULLにする処理を利用して検出され、修正されました。

想定される影響 当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。 また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。 さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。 そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。 
対策

正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。

公表日 2025年7月25日0:00
登録日 2025年12月25日16:58
最終更新日 2025年12月25日16:58
CVSS3.0 : 警告
スコア 5.5
ベクター CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
影響を受けるシステム
Debian
Debian GNU/Linux 11.0
Linux
Linux Kernel 3.12 から 5.15.187 未満
Linux Kernel 5.16 から 6.1.144 未満
Linux Kernel 6.13 から 6.15.6 未満
Linux Kernel 6.16
Linux Kernel 6.2 から 6.6.97 未満
Linux Kernel 6.7 から 6.12.37 未満
CVE (情報セキュリティ 共通脆弱性識別子)
CWE (共通脆弱性タイプ一覧)
ベンダー情報
その他
変更履歴
No 変更内容 変更日
1 [2025年12月25日]
  掲載
2025年12月25日16:58

NVD脆弱性情報
CVE-2025-38410
概要

In the Linux kernel, the following vulnerability has been resolved:

drm/msm: Fix a fence leak in submit error path

In error paths, we could unref the submit without calling
drm_sched_entity_push_job(), so msm_job_free() will never get
called. Since drm_sched_job_cleanup() will NULL out the
s_fence, we can use that to detect this case.

Patchwork: https://patchwork.freedesktop.org/patch/653584/

公表日 2025年7月25日23:15
登録日 2025年7月26日4:00
最終更新日 2025年7月25日23:15
関連情報、対策とツール
共通脆弱性一覧