レスポンスヘッダー
レスポンスヘッダーのセキュリティ情報です。
ヘッダー名 説明 設定例 設定説明
X-Frame-Options Iframeを読み込が可能なドメインを設定する
クリックジャッキングの対策でこのヘッダーを指定します
X-Frame-Options: SAMEORIGIN DENY:同じドメインでもiframeを禁止
SAMEORIGIN:同じドメインではiframeを許可
ALLOW-FROM origin_uri:特定のドメインではiframeを許可
X-XSS-Protection XSSガード機能を有効、無効にする X-XSS-Protection: 1
X-XSS-Protection: 1; mode=block
0:XSSフィルタを無効にする
1:XSSフィルタを有効にする
Strict-Transport-Security ブラウザからの同じドメインのリクエストを強制的にHTTPSにさせる Strict-Transport-Security: max-age=86400 max-age: 指定した時間設定を有効にします
includeSubDomains: サブドメインにも設定を有効にします

httpでのレスポンスヘッダーによるStrict-Transport-Securityの設定は無視されます。※http通信は改ざんの可能性があるためです。
httpsでの通信で証明書エラーや何らかの問題がない場合、Strict-Transport-Securityの指定があればブラウザはその指定に則ってhttpsでのアクセスを強制します。
X-Content-Type-Options IEでファイルタイプの推測を実施しないように設定する
htmlでないファイルをhtmlと認識してXSSが発生するのを防ぐことができます
X-Content-Type-Options: nosniff nosniff:推測によるファイルタイプ決定をしない
X-Download-Options ダウンロードしたファイルを直接開かせないなどの設定ができます X-Download-Options: noopen noopen:ローカルに保存するしかできなくなります
Content-Security-Policy 特定の信頼できる箇所からしかscriptやcssを取得しないようにします。 Content-Security-Policy: default-src 'self' default-src 'self':同じドメインのリソースの読み込みを許可します
default-src 'self' *.xxxx.com:同じドメインと特定のドメインのサブドメインからのリソースの読み込みを許可します
Set-Cookie ブラウザにCookieを保存させるために使用します。 Set-Cookie: name=value; secure; HttpOnly path=/; domain=xxx.xxxx.co.jp; samesite=Lax secure: HTTPS通信時にのみ送信するCookieを設定します。
HttpOnly: JavaScriptからアクセスできないCookieにします。
path: Cookieを送信するpathを指定します。
domain: 後方一致でCookieを送信したいdomainを設定します。
samesite: Cookieを送信する条件を設定できます。簡単に説明するとNone:無し,Lax:低、strict:高の設定ができます。
Cache-Control ブラウザのキャッシュを制御する際に使用します Cache-Control: no-cache, no-store, must-revalidate no-cache: キャッシュサーバーは保存しない
must-revalidate: キャッシュはするが、キャッシュしたファイルに最新がないか確認する