LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性
タイトル LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性
概要

Linuxカーネルにおいて、Xen PVドメインのgntdevドライバに存在していた複数の脆弱性が修正されました。本脆弱性は、複数ページからなるグラントマッピングに対してユーザープロセスがmunmapを複数回呼び出し、その後プロセス終了時に不正なメモリ操作が行われることで発生します。具体的には、gntdevドライバがVMAの分割に適切に対応せず、マッピングの開始アドレスを誤って扱っていたため、Xenハイパーバイザ上で一般保護違反が発生していました。今回の修正では、gntdev_grant_map構造体のvmaフィールドを廃止し、マッピングの開始アドレスとサイズを別のフィールドで管理するように変更しました。また、複数のVMAにまたがるマッピングに対しても適切にunmap処理を行い、MMUノティファイアの削除タイミングを最後のVMA解放時に遅延させています。さらに、atomic変数を用いてマッピングの再利用を防止し、MAP_FIXEDオプションを用いたユーザースペースからの不正なmmap呼び出しを阻止しています。本修正により、Xen PVドメインでのgntdevマッピング利用時に発生していたヒープ破損や権限昇格などのセキュリティ問題が解消されました。

想定される影響 当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。 また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。 さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。 そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。 
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。

公表日 2025年10月4日0:00
登録日 2026年1月26日19:42
最終更新日 2026年1月26日19:42
CVSS3.0 : 警告
スコア 5.5
ベクター CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
影響を受けるシステム
Linux
Linux Kernel 2.6.38 以上 5.10.152 未満
Linux Kernel 5.11 以上 5.15.75 未満
Linux Kernel 5.16 以上 5.19.17 未満
Linux Kernel 6.0 以上 6.0.3 未満
CVE (情報セキュリティ 共通脆弱性識別子)
CWE (共通脆弱性タイプ一覧)
その他
変更履歴
No 変更内容 変更日
1 [2026年01月26日]
  掲載
2026年1月26日19:42