LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性
タイトル LinuxのLinux Kernelにおける不特定の脆弱性
概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。KVMのnSVMで、ネストされたTSCスケーリングサポートに関してアサートを行うのではなく、チェックを実施するようになりました。ネストされたSVMのVMRUN時に、L1のMSR_AMD64_TSC_RATIOがKVMのデフォルトから乖離している場合に、TSCスケーリングがL1に露出しているとアサートせず、代わりにネストされたTSCスケーリングサポートをチェックします。ユーザースペースはMSRを書き込み、その後ゲストのCPUIDを更新して機能を隠すことで(CPUIDの修正はKVM_RUN実行前であればいつでも許可されます)、任意にWARNをトリガーできます。例えば、KVMのstate_testセルフテストを改変し、新規のVM+vCPUの状態復元後に以下の操作を実行すると永続的にWARNが発生します。 vcpu_set_msr(vcpu, MSR_AMD64_TSC_RATIO, 0); vcpu_clear_cpuid_feature(vcpu, X86_FEATURE_TSCRATEMSR); 発生するWARNの内容は以下の通りです。 ------------[ cut here ]------------ WARNING: CPU: 164 PID: 62565 at arch/x86/kvm/svm/nested.c:699 nested_vmcb02_prepare_control+0x3d6/0x3f0 [kvm_amd] ...(省略) 注意として、ネストされた#VMEXITのパスにも同様の問題が存在しますが、こちらは異なる修正が必要で、別途対応されます。

想定される影響 当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。 また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。 さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。 そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。 
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。

公表日 2025年10月7日0:00
登録日 2026年2月5日15:48
最終更新日 2026年2月5日15:48
CVSS3.0 : 警告
スコア 5.5
ベクター CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
影響を受けるシステム
Linux
Linux Kernel 5.16 以上 6.1.54 未満
Linux Kernel 6.2 以上 6.5.4 未満
CVE (情報セキュリティ 共通脆弱性識別子)
CWE (共通脆弱性タイプ一覧)
その他
変更履歴
No 変更内容 変更日
1 [2026年02月05日]
  掲載
2026年2月5日15:48