LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性
タイトル LinuxのLinux KernelにおけるNULL ポインタデリファレンスに関する脆弱性
概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。spi: bcm-qspiに関して、hif_mspiもmspiも利用できない場合はエラーを返す仕様に変更されました。hif_mspiもmspiもリソースが存在しない場合、ドライバはprobeで早期に終了しますが、それでも成功を返していました。それは有意義な処理を行わないだけでなく、その後の削除時にplatform_get_drvdata()がNULLを返し、それをデリファレンスしようとしてNULLポインタアクセスが発生していました。この問題を修正するため、devm_ioremap_resource()を無条件で呼び出すようにしました。devm_ioremap_resource()はNULLのresを処理でき、もしNULLの場合はERR_PTR()を返します。かつての"return 0;"は"goto qspi_resource_err;"に変更され、retが返されていましたが、その場所でretは0に初期化されていました。この63c5395bb7a9コミット("spi: bcm-qspi: Fix use-after-free on unbind")でこの修正が有効になりました。この問題はこのコミットによって導入されたものではなく、ただより明確になっただけです。

想定される影響 当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。 また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。 さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。 そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。 
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。

公表日 2025年10月7日0:00
登録日 2026年2月5日15:48
最終更新日 2026年2月5日15:48
CVSS3.0 : 警告
スコア 5.5
ベクター CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
影響を受けるシステム
Linux
Linux Kernel 4.15 以上 4.19.291 未満
Linux Kernel 4.20 以上 5.4.251 未満
Linux Kernel 4.9 以上 4.14.322 未満
Linux Kernel 5.11 以上 5.15.121 未満
Linux Kernel 5.16 以上 6.1.39 未満
Linux Kernel 5.5 以上 5.10.188 未満
Linux Kernel 6.2 以上 6.4.4 未満
CVE (情報セキュリティ 共通脆弱性識別子)
CWE (共通脆弱性タイプ一覧)
その他
変更履歴
No 変更内容 変更日
1 [2026年02月05日]
  掲載
2026年2月5日15:48