LinuxのLinux Kernelにおける境界外書き込みに関する脆弱性
タイトル LinuxのLinux Kernelにおける境界外書き込みに関する脆弱性
概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。tracing/histの'action_data.var_ref_idx'に関する範囲外書き込みの問題です。多くのパラメータを持つ合成イベントを生成し、それに対してトレースアクションを作成すると、カーネルパニックが発生していました。これはtrace_action_create()関数内で、'data-n_params'がSYNTH_FIELDS_MAX(現在の値は64)まで増加する一方、配列'data-var_ref_idx'は各合成イベントパラメータに対応する配列'hist_data-var_refs'のインデックスを保持しますが、'data-var_ref_idx'の長さがTRACING_MAP_VARS_MAX(現在の値は16)に制限されていたため、'data-n_params'が16を超える場合に範囲外書き込みが発生していました。この問題により、'data-match_data.event'が上書きされ、最終的にパニックが引き起こされていました。この問題を解決するために、'data-var_ref_idx'の長さをSYNTH_FIELDS_MAXに変更し、範囲外書き込みを防止する妥当性チェックを追加しました。[1]には操作例が、[2]にはパニック時の詳細なログも含まれています。

想定される影響 当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。 また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。 さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。 そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。 
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。

公表日 2025年10月7日0:00
登録日 2026年2月6日10:38
最終更新日 2026年2月6日10:38
CVSS3.0 : 警告
スコア 5.5
ベクター CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
影響を受けるシステム
Linux
Linux Kernel 5.11 以上 5.15.87 未満
Linux Kernel 5.16 以上 6.0.18 未満
Linux Kernel 5.4.19 以上 5.4.229 未満
Linux Kernel 5.5.6 以上 5.10.163 未満
Linux Kernel 6.1 以上 6.1.4 未満
CVE (情報セキュリティ 共通脆弱性識別子)
CWE (共通脆弱性タイプ一覧)
その他
変更履歴
No 変更内容 変更日
1 [2026年02月06日]
  掲載
2026年2月6日10:38