LinuxのLinux Kernelにおける有効期限後のメモリの解放の欠如に関する脆弱性
タイトル LinuxのLinux Kernelにおける有効期限後のメモリの解放の欠如に関する脆弱性
概要

Linuxカーネルにおいて、以下の脆弱性が修正されました。blk-iolatencyに関する問題で、add_disk()が失敗した際のメモリリークを修正しました。gendiskは正常に初期化されますが、loopデバイスのマイナー番号の指定が無効などの理由でadd_disk()が失敗すると、blkcg_init_disk()が初期化時に呼ばれ、エラー処理時にはblkcg_exit_disk()が呼ばれます。しかし、iolatencyは前者で初期化されるものの、後者でクリーンアップされません。この問題は、非エラー時にはdel_gendisk()がrq_qos_exit()を呼び出してクリーンアップを行うという前提に基づいていました。rq_qosポリシー(iolatencyも含む)は、ディスクが完全に登録されて可視化された後にのみ有効になると想定されていたためです。この前提はwbtやiocostには当てはまりますが、iolatencyには当てはまりません。iolatencyはadd_disk()が呼ばれる前に初期化されるからです。rq_qosポリシーはオプション機能であり、初期化後はホットパスのオーバーヘッドが増加するため遅延初期化が望ましいですが、それは大きな変更となります。即時の問題修正として、blkcg_exit_disk()にrq_qos_exit()の追加呼び出しを行いました。rq_qos_exit()の重複呼び出しはnoopとなるため、安全です。

想定される影響 当該ソフトウェアが扱う情報について、外部への漏えいは発生しません。 また、当該ソフトウェアが扱う情報について、書き換えは発生しません。 さらに、当該ソフトウェアが完全に停止する可能性があります。 そして、この脆弱性を悪用した攻撃の影響は、他のソフトウェアには及びません。 
対策

リリース情報、またはパッチ情報が公開されています。参考情報を参照して適切な対策を実施してください。

公表日 2025年10月7日0:00
登録日 2026年2月6日10:38
最終更新日 2026年2月6日10:38
CVSS3.0 : 警告
スコア 5.5
ベクター CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
影響を受けるシステム
Linux
Linux Kernel 4.19 以上 6.0.17 未満
Linux Kernel 6.1 以上 6.1.2 未満
CVE (情報セキュリティ 共通脆弱性識別子)
CWE (共通脆弱性タイプ一覧)
その他
変更履歴
No 変更内容 変更日
1 [2026年02月06日]
  掲載
2026年2月6日10:38